人の記憶を塗り替える事が出来る虚偽記憶。

記憶が変わってしまう虚偽記憶(きょぎきおく)

この考え方が始まったのは1980年代、心理学者フロイトが研究していたトラウマや性的虐待の記憶を引き出せば精神疾患が治るのではないのかと言う事が起源とされています。

フロイト
フロイト肖像画

学習や体験をしていない、全く無かったはずの記憶。

その記憶が変化し、時に塗り替えられると言う事があります。

この理論で相手の記憶をコントロールできるが、悪用は勿論厳禁です。

なので理論的な解説だけにしたいと思います。

実は意外と頻繁に起きている偽りの記憶

パラドックス
認知心理学者フロタスの実験で、兄姉から弟妹へカードを渡し、昔の思い出に付いて書き記してもらうと言うものがありました。

渡されたカードの多くが実際起きた出来事なのですが、1つだけ嘘の出来事を紛れ込ませたところ、弟妹はありもしなかった出来事にも関わらず詳細に思い出を書いたと言います。

これは過去の断片的記憶を自分の思考内で再形成させ、あたかも昔起こったかの
ような記憶を作りだすわけですね。

断片的な記憶とは実際に本人は体験しており、そのパズルのようなピースを繋ぎ合わせて行くような感じでしょう。

だから詳細も書けたと言うわけですね。

しかし繋ぎ合わせた所の接合部記憶には空白もあり、その空白の部分の記憶は本人の想像や妄想で書き込む事もあります。

この心理学技術を使えば、嘘の記憶を作ることが出来ます、しかし本人が無意識に記憶構成される事から大変危険な行為と言えるでしょう。

性的虐待や、過去にトラウマを強烈に持っている子供は現状から逃げたい逃げ出したいけど逃げれないと言った環境の元あまりの現実逃避感から偽物の記憶を構成する事も有り酷い場合は多重人格障害ともなりえる事も認められています。

それ以外にも様々あり。

実際行われた実験ですが、ある村の湖にありもしない噂をでっち上げた事で有名です。

湖にはなにも事件など発生していなかったのですが、この実験では。

「大昔に大金持ちの紳士がこの湖で溺れて死んでしまった。呪いがある。」

と言う噂を村全体に流した所、幽霊の目撃情報が相次いで殺到したのです。

これも虚偽記憶として成り足りますね。

それと同時に、幽霊の存在とは実在しているのではなく、人間の脳内に存在している
ことの裏付けとなるのです。

思い込みや勘違いの念が強くなれば人はいとも簡単に虚偽記憶に陥る事と
なりますね。

さて、あなたの記憶は本物なのでしょうか?
それとも偽物なのでしょうか?(笑)
余談となりますが。

犯罪事件などの目撃証言が質問次第で変わることもあり、このように記憶が後で

変わることを事後情報効果と言います。


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